約 211,520 件
https://w.atwiki.jp/mammo/pages/143.html
#blognavi 昨日、サンフランシスコ自転車協会のイベントを覗きに、夕食後、ダウンタウンまで行ってきました。ブログの取材のお供ということでまた前と同じようにタダで入れてもらったんですが、フツウに入場する人達は、なにやらそれぞれ丸いステッカーを洋服に貼り付けている様子。 昨日はバレンタイン直前特別企画で、恋人探しゲームが舞台で繰り広げられていました。一言で言うと、1対3パンチdeデートみたいな感じです。(歳がバレる。。)一人がついたてで顔の見えない3人にサイクリングに関する質問(初めてのデートにはどこへサイクリングしに行くべきですか?等等)をした後、フィーリングが合いそうな人を指名してからご対面。私にはよくわかりませんでしたが、舞台ではサイクリングにひっかけながらきわどい話をしていたらしく、会場はかなり盛り上がっていました。 ところで入場時のステッカーの話ですが、色別に同性が好きか、異性が好きか、というのを表示していたようです。到着した時は女性1対男性3のゲームをやってましたが、男性1対男性3、男性1対女性3、女性1対女性3、と一通り全ての組み合わせがありました。さすがSF、誰でも楽しめる配慮が行き届いています。 カテゴリ [SF] - trackback- 2008年02月10日 14 04 43 SF版パンチdeデート、私も見たかったなあ。バレンタイン前ってイベントが多くて面白いですね。次は参加者になりますか? -- Bonny (2008-02-11 17 56 18) Bonnyさんが参加されるなら、はりきって応援に行きますよ~。 -- まんも (2008-02-11 18 40 49) SFって自由なんやね。mpo -- 柿食う? (2008-02-12 09 19 04) うん、日本でいうと普通じゃない組み合わせの人たちのために色んなイベントがあって、みなさん楽しんでるよぉ。 -- まんも (2008-02-12 18 47 22) おもしろそうやなぁ~さすが、SF、アイルも以前に較べたら、だいぶマシやけど、カソリックの国やからね~ -- ぼのぼの (2008-02-17 06 17 22) 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/2010dsfa/pages/25.html
素晴らしい会をありがとうございました。SF研のますますのご発展をお祈りします。45周年や50周年でまたお会いしましょう。 -- (1981年度生) 2010-11-06 22 46 07
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/203.html
2006年 4月21日 東北大学SF・ラノベ研レジュメ 映画 「宇宙戦争」 ―――なぜ今「宇宙戦争」か?――― 原作と作者について ハーバート・ジョージ・ウエルズ 1866~1946 小説家・歴史家・思想家 ジャーナリズムから物書きになり、空想科学小説と呼べる初期の小説を書く やがて社会主義へ傾倒して文明批評へとうつる。 代表作「タイム・マシン」「透明人間」など。 スティーブン・スピルバーグ 1946~ 映画監督 からカメラを握り自主制作をしていたがTV映画「激突!」で評判を呼び、これが 以来さまざまなジャンルを手がける。 最新作「ミュンヘン」では賛否を呼んでいる。異星人との遭遇を描くのは「未知との遭遇」「ET」に続いて3度目。 原題「WAR OF THE WORLDS」の“WORLDS”がなぜ「宇宙戦争」に? 複数形のSなので「世界全て」ではなく世界同士の戦い、「世界間戦争」とでも訳すのが本当は正しい 「世界(の)戦争」ならWORLD ’ S 地球人の世界と火星人の世界、二つの「世界」がその生存をかけて戦う戦いを示す、とされる。でもインパクトある「宇宙戦争」と訳した人はスゴイ。 (追記)実は「前日談」がある? ウエルズの短編「水晶の卵」がそれ。古物商で手に入れた水晶球には異形の景色が写っており、これはどうやら火星人らしい。こちらにあちらの景色が見えると言うことは 火星人も地球を観察をしているのではないか、と考察するのだが結局水晶の玉は行方不明になってしまう。 関連自信は特にないが、派生作品ではこれを利用しているものが多い(例:「シャーロック・ホームズの宇宙戦争」 「第二次宇宙戦争 マルス1938」 etc) メディア 小説 ラジオドラマ 映画 映画 発表年 1898 1938/10/30 1953 2005 監督/執筆 H・G・ウエルズ オーソン・ウエルズ バイロン・ハスキン スティーブン・スピルバーグ 主演 ― オーソン・ウエルズ ジーン・バリー トム・クルーズ 形式 日記風 偽ニュース+日記 ? パニックアクション 主人公 とある人物 とある人物 クレイトン・フォレスター レイ・フェアリー 主人公の職業など 詳しくは不明だが教養ある人物 詳細不明 物理学者(定番の万能科学者風人物) 港のクレーン・オペレーター ヒロイン(?) ? とくになし 現場で知り合った教師 娘? おもな舞台 イギリス アメリカ アメリカ アメリカ 第一次降下地点 田園地帯 ニュージャージー カリフォルニア ニュージャージー 侵略してきたのは 火星人 火星人 火星人 出所不明の異星人 侵攻兵器 トライポッド トライポッド エイ型の飛行兵器 トライポッド 毒ガス ○ ○ × × 電波妨害 × × ○ ○ バリア × × ○ ○ 火星植物 ○ × × ○ 密室での攻防 ○ × ○ ○ 主人公の目的地 ロンドン ニューヨーク なし(いつの間にか合流) ボストン 人類の戦果 砲兵1台、艦船で2台*2 被弾した爆撃機が特攻かまして1台 原爆まで使用するも効果なし 大阪で2台撃破?*3 特徴 徹底的な一人称で語られる淡々とした恐怖 前半のドッキリ展開が全てと言ってもよい 後半を聞いていた人はいないとか ご都合主義が多いのはこの時代だからご愛嬌 原作以上に「神」のモチーフが強調 親子の愛を強調。展開はかなり原作に忠実 ラスト どの作品も同じ。 注1. トライポッド=直訳で「三脚」 火星人の三脚型歩行兵器のこと。おそらく史上初めて文学に登場した「科学的手段」による歩行機動兵器。 ラストシーンなどで鳥がたかっているシーンなどがあることから生きている一種の「生体」パワードスーツだろうか。小説では建設・土木作業に使う別の マシーンが存在しているほか、最後のほうで飛行機械の存在が示唆される。用途に応じて使い分けているらしい。 小説の挿絵などにより、イメージもまったく異なる。超有機系メカであったり、メタリックで機械であることを強調していたり。 私には小松崎茂画伯の挿絵が印象深いです。 注2. 「衝角駆逐艦」と訳された 「サンダーチャイルド」。英国海軍ポリフィーマス級がモデルらしい。主兵装は砲・魚雷、そして船首の衝角(ラム) 一発も撃たずに接近し、零距離射撃で一台、その後、体当たりでもう一機を道連れに沈没した。人類が通常兵器で火星人の兵器を撃破した少ない例。 海外ウィキペディアにはわざわざ専門ページ(しかも「艦船」としてのページ+「テムズ川の戦い」なる戦史?)まであるのだ。イギリス人も好きだねぇ。脱帽。 ちなみに「第二次宇宙戦争 マルス1938」では生存者が居たことになっており、後継艦も建造。かの銀河連邦においても「U.S.S ThunderChild」が存在するだとか。 注3. 「大阪は多くの怪獣と戦っているから」とは監督の弁だが、それが何を示すのは不明。「ゴジラの逆襲」か昭和ガメラか「怪獣殿下」(ウルトラマン)か? 大阪人がどう倒したかについてでは「日本だから(劇中のトム君より先に)特攻を思いついた説」 ・「護国聖獣or正義の味方説」 「大阪のメシ(道頓堀)に当たった説」 「EDF(地球防衛軍)隊員説」 などがある。 (※移行者注 なお、これ自体電子妨害・情報錯そう下での発言なので、「単なる希望的観測のデマ」という方が濃厚 とも。 山本弘氏は「日本人がカミカゼ攻撃を遂行」という観測をしていた) 今、ここにある未来 【連載4】大阪人はどうやってトライポッドを倒したのか https //shimirubon.jp/columns/1675517 「宇宙戦争」の構造 「シミュレーション」としての「宇宙戦争」 実在した人物、実際の土地と情勢を丁寧に織り込み、当時の科学的知識を持ってできるだけ正確に再現された世界観。 (例 発光体を観測したのは実在の天文学者や観測所 破壊されるのは実在の建物など 「ネイチャー」に掲載されたと言うなぞの発光体の論文は実在する) 「無慈悲な死」の到来 近代兵器そのすべてをもってしても対抗できない圧倒的戦力差とそれゆえに虐殺される人々、無政府状態の発生による暴徒の発生。ささやかなものをめぐる醜い争い 昔のバージョンでは馬車、今では車。(しかし映画だとフェリーに車を持ち込めた運のいい奴が居たような) ウエルズはイギリスを始めとする列強各国の拡大を別の形で警告したと俗に言われる。圧倒的科学力で原地人をねじ伏せ(火星人は熱線と毒ガスで)、 それを搾取する(火星人は人間の血液を吸う)。あのラストもそれを踏まえている。 (未開の地に足を踏み入れた結果… 最近もありますね。 エイズとかエボラとかSARSとか。 <ネタバレ注意) 初の「侵略SF」 「神」や「異国の野蛮人」などとはまったく異なる存在との「種の生存」をかけた闘争。 ありとあらゆる侵略物はここから始まると言ってよい。(のちの「空飛ぶ円盤」ブームとつながる) →メディア化の際には必ず「製作時の年代を舞台に」作られる。これは原作の上記の要素が今も重視されているからか? それゆえにバリアだの電波妨害だのと、異星人の戦力もパワーアップしている。 (ラジオドラマ版・・・第二次大戦前 欧州でのファシズムの台頭と戦争の恐怖 53年版・・・大戦後の「第三の戦争」の恐怖 05年版・・・911テロ後 「テロの世紀」の到来 ) 一方、派生作品は必ずと言っていいほど19世紀末~20世紀初期に火星人が現れると言う設定を好む。 →スチームパンク・伝奇SF もしくは「実在した出来事としての」宇宙戦争 メタ的構成 「仮想」仮想戦記? こういう形での本格的映像化もいずれ期待したいところ。(昔、キューブリックが狙っていたらしいが結局ならず。) アメリカの映画会社、Pendragonが原作に忠実にヴィクトリア朝の「宇宙戦争」を撮影したとのこと。まぁ、努力はわかる出来。でも、作ってくれたことが重要。 公式サイトはこちら 予告編はこちら (追記)今回の映画版について いきなり日常に出現した「無慈悲な死」については原作をかなり踏まえているだけでなくそれ以上に「過激」に映像化してくれちゃってますが 今回のメインテーマは「家族愛」。 911を髣髴とさせるシーンは多い。家の前の国旗の列に始まり、安否確認の写真、(人間の)灰で白く染まる人々、煙で覆われたボストン、墜落した(?)旅客機など。 ダコタ・ファニング 通称「ダコたん」演ずるところの娘レイチェルは10歳という設定だが、年のわりにはまだ幼い もしくはいわゆるパニック障害? 兄貴が彼女を落ち着かせるシーンから見るに可能性は高いかもしれない。いつも面倒見てあげてるんだろうか(もちろん、他意はないので念のため) 父親像の変化については逃亡開始初期のダメ親父っぷりを発揮して空回りしているところはなんと考えればいいのやら。 普段ならやりそうなドンパチは少ない。F-22A・F-16C・F/A-18Eのオールスター勢ぞろいとか攻撃ヘリの一斉発射とか派手ではありますが当然主役ではありません。 最後にトム君がトライポッドを倒しちゃうのは当然原作にはないシーンだが、どうも「華」がないから付け加えたんじゃないかという気がしないでもない。 ラストシーン。感動の再開だがトム君の居場所は・・・という演出は悲しいけれども ハリウッドマジックで強引にハッピーエンドにされて居るような気がして、見ているこちらは騙されてる気もしないではない。 が、まぁ変な解釈加えたり「それでは今から人類の総反撃だぁ」とやるよりはずっとすっきりとしてるんじゃないでしょうか。 ラストのオチについては、予備知識程度に知っている人はあまり多くないかもしれませんが。(かなり知らない人からは不評だったらしい) 私は昔見た図鑑に載ってました。よく見るとOPのシーンにつながります。 「神が与えたもっとも小さなもの」と言うモチーフは53年版でも使用されてました。 派生作品(日本) 「清太郎出初式」 梶尾真治 SFマガジン78年11月号 短編集「もうひとりのチャーリィ・ゴードン」他多数に掲載 1900年の設定。九州に落下してきた降下部隊に家族を殺された鳶の男が、生き残りの人々と知り合い、やがて火星人に対して一世一代の「賭け」を挑む 実話であったことを強調させるラストの演出もにくいが、最近の作品のキーワード「家族の絆」についても出てくる。 「火星人類の逆襲」 横田順彌 新潮文庫 1910~1912年の設定 超能力者、御船千鶴子が「念写」した印画紙には、謎の円筒形の物体が描かれていた。それから数ヵ月後、大森海岸に不振な物体が漂着・・・ 日本の冒険・SF小説の先駆者、押川春浪と、日本野球の出発点ともいえる「天狗倶楽部」のメンバー、吉岡信敬らが第二次降下部隊である 火星人に挑む痛快冒険小説。登場人物から風土まで、すべてが実在!明治版「ゲーム脳」である新渡戸稲造の「野球害毒論」なんてものも登場、 主人公たちには火星人以上の脅威として立ちはだかる(何 ちなみに続編「人外魔境(ロストワールド)の秘密」は天狗倶楽部の面々が南米奥地、古代生物の跋扈する「失われた世界」に挑む!というこれまた痛快冒険活劇。 「第二次宇宙戦争 マルス1938」 伊吹秀明 KKベストセラーズ 1916~38年の設定 宇宙戦争の後日談のみならず、前半は冒険活劇、後半は仮想戦記という一粒で三度おいしい一冊。火星人全滅後、残った火星人の兵器が 世界のミリタリーバランスに与える影響と、火星人による第2次侵攻作戦を描く。第一次大戦で戦車が初登場したとき、秘匿のために「タンク」(水槽) と名づけたことにひっかけて、トライポッドの名称を「ターレット」(やぐら)としちゃうなど、ミリタリーでもわかってらっしゃる。 実在の人物はもちろん、1938年のかのラジオ放送まで登場。(ラジオドラマでやろうとしてた矢先に今度はホントになる) どれも明治時代中期にかけて火星人が日本に襲来するさまとそれに立ち向かう人々を描く。 デザインだけの例だと「宇宙戦艦ヤマト」における暗黒星団の三脚戦車や「SIMPLE2000 THE地球防衛軍」「同2」の歩行戦車ダロガ・ディロイ のデザインはまさしくトライポッド。第9使徒?あれのモデルは「ザトウムシ」ですね。 派生作品 海外作品 「エジソン火星を征服す」 G・P・サービス (翻訳なし) 天才発明家たちの報復艦隊による火星征伐を描く。 「第二次宇宙戦争」 G・H・スミス 久保書店 いうなら「平行世界」もの。火星人の攻撃を目の当たりにした世界の人々は、別次元の世界に対し警告を発するのだが・・・ 名探偵S氏とその助手W博士もなぜかご登場。 「シャーロック・ホームズの宇宙戦争」 マンリー&ウェイド・ウェルマン 創元社 ホームズが古物商で手に入れた「水晶の卵」に映し出される奇怪な影。彼はすぐさま変人科学者・チャレンジャー教授に鑑定を依頼した! コナン・ドイルの名物コンビ(ホームズ&ワトソン、チャレンジャー&マーロウ)二組が火星人に立ち向かう。原作で出てきた矛盾の考察や オーバーテクノロジーの解析などウエルズ作品評としてもなかなか。でも、ワトソン君の描き方はちと・・・ 「巴里の火星人」 ディヴィッド・ブリン&グレゴリイ・ベンフォード SFマガジン98年11月号 フランスにも火星人が降下。ここにフランスきっての「空想科学小説」の生みの親、ジュール・ヴェルヌと巴里っ子たちが「科学知識」で トライポッドに立ち向かう!ハードSFの二人による短編。主兵器熱線砲の波長を分析していたりと芸が細かいが、メイントリックについては?? 「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン(続)」 コミック アラン・ムーア&ケビン・オヴニル 「リーグ・オブ・レジェンド」として映画化されたコミックの続編。「奇人同盟」の皆がそれぞれの特殊能力で一致団結(?)してロンドンを目指す火星人と戦う。 「トリポッド 1~4」 ジョン・クリストファー 侵略者に占領された地球を舞台とするジュヴナイル。侵略者が使うのはおなじみ三脚歩行兵器 アメリカでは宇宙戦争関連作品アンソロジー、なんてものもあるそうでこれからもファンの創作は増えていくでしょう。 派生映像作品 アメリカを震撼させた夜 1938年のラジオドラマの騒動を映像化。 「エイリアンウォーズ 新・宇宙戦争」 ドラマ 全20回 53年版の映画に対する続編的テレビシリーズ。この作品世界では、1953年にホントに侵略があったということになっている。 ニュージャージー州・グローヴァーズミル( かのラジオドラマでの火星人が降り立った地点とされた場所 )で、火星人の撃退記念祭が 開かれようとしていたころ、残された火星人の装備を研究していた軍の施設で異変が・・・ 彼らは死んでおらず、化学廃棄物による汚染でよみがえったのだ!さらに、 彼らは実は火星人ですらなく、第2次部隊も地球攻撃の準備を固めていた。人々を乗っ取り、すり替わる宇宙人に対し特別チームが立ち向かう。 って、それは「宇宙戦争」というより「インベーダー」や「ボディ・スナッチャー」ですな。 こらむ 「インデペンデンス・デイ」は1953年版へのオマージュといわれるシーンがいくつかある。 平和的コンタクトを諮ろうとする人々を抹殺する異星人、円盤のバリア展開、生体機械「バイオメカスーツ」で身体機能を補う宇宙人、 起死回生を狙った人類最強の兵器、原爆投下シーンとそこで登場する爆撃機 (YB-49→B-2 どちらも翼だけが飛んでいるように見える全翼機)、 世界各国の惨状や一致団結しての反抗作戦など。また、円盤のバリアを消すための秘策はもちろん原作からずっと続くラストのオチを基にしている。 「マーズ・アタック」もいってみれば本作品のパロディ。 1953年版でトライポッドが出てこないのは「空飛ぶ円盤」がブームだったことに加え、当時の特撮技術・操演では無理だったから。 また代わりに登場したエイ型飛行機械のデザインは日系人のアル・ノザキ。あれはちなみに原作を踏襲してか宇宙船ではない(はず)。 今回のスピルバーグ版では、主人公とヒロイン役の二人が実はラストシーンのボストンの老夫婦として出演している。気がつくかな? CBSによるラジオドラマ版は劇中に何度もドラマであると述べていたにもかかわらず、多くの人が「本当の」侵略だと勘違いしたことは有名。まずは音楽の生演奏番組を装い、 次々にニュース速報が入って中断されるという仕掛け。当時の不況や第二次大戦前夜の不穏な情勢、そして火星への興味が重なる形でこのような事件が起きたといわれる。 もちろん、ドキュメンタリー・タッチの原作の存在も忘れてはいけない とはいえ、当時そこまでSFが浸透していたわけではなかったのだが・・・ 火星人最初の降下地点とされた ニュージャージーのグローヴァーズ・ミルには今もこの騒動を表す記念碑が立っている さらに今度はエクアドルで同じ放送を行ってみたところ、やっぱり大パニックが発生。ウソとわかると今度は放送局が襲撃され死者多数。 以来、同じことを試みるものはないという。 「偽ドキュメンタリー」と言う分野はあるし、毎日日にち偽知識を視聴者に叩き込んでいく番組はあるんですがね。 火星人は数字の「3」を基調にしているとされることがある。三脚兵器に三本の手足、三本指は映画版では共通。53年版では円盤は三角形、 さらに触手についていた視覚素子も三色にきれいに分かれていた。今回では異星人のデザインはまったく異なるがやっぱり三本指で、脚もたしか3本あったはず。 参考サイト 「宇宙戦争」公式サイト http //www.uchu-sensou.jp/top.html ウィキペディア ・宇宙戦争・日本語 ・War of the Worlds(英語・総合) http //en.wikipedia.org/wiki/The_War_of_the_Worlds ・HMS ThunderChild http //en.wikipedia.org/wiki/HMS_Thunder_Child 気持ちはわかるがなぜそこまで詳しい? はてなキーワード ・「宇宙戦争」 http //d.hatena.ne.jp/keyword/%b1%a7%c3%e8%c0%ef%c1%e8 ・「衝角駆逐艦」 http //d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%D7%B3%D1%B6%EE%C3%E0%B4%CF 「宇宙戦争」総合まとめ+2次創作ファンサイト Eve of the war http //www.eveofthewar.co.uk/(※リンク切れ) アーカイブ:http //web.archive.org/web/20060315000000*/http //www.eveofthewar.co.uk/) 2019.02.24 Yahoo!ジオシティーズより移行 http //www.geocities.jp/tohoku_sf/dokushokai/warworlds.html なお、内容は執筆当時を反映し古い情報・元執筆者の偏見に基づいていることがあります by ちゃあしう
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/129.html
東北大学SF研読書会 『マイノリティ・リポート』 フィリップ・K・ディック 担当:ひきこもり 作者・作品紹介 1928 イリノイ州シカゴに二卵性双生児として生まれる。その40日後に双子の妹が死去 1933 両親が離婚 1940 SF雑誌と初めて出会う 1948 兵役のようなものを嫌いカリフォルニア大学中退。ジャネットと結婚。6カ月後に離婚 1950 クレオと結婚 1951 処女作『ウーブ身重く横たわる』を執筆。以降専業作家となる。初めはSFを書きつつ純文学での成功を夢見る ←最も貧しく苦しい時代 1953 『世界をわが手に』 1954 『火星潜入』、『ジェイムズ・P・クロウ』 1956 『マイノリティ・リポート』 1959 クレオと離婚。ルビンシュタインと結婚 1963 純文学作品が売れずその道で生きていくことを諦める。『高い城の男』でヒューゴ賞受賞 ←1964 『水蜘蛛計画』 1965 ルビンシュタインと離婚。密売人から買ったアンフェタミンのせいで死にかける。一命を取り留めるが元の健康体には戻れず 1966 ナンシーと結婚 ←1966 『追憶売ります』 1970 ナンシーに逃げられる ←ショックから創作を辞めドラッグに溺れ自宅はジャンキーの溜まり場になる。一年半の間に11人の友人を精神病院に運ぶ 1972 ナンシーと離婚。治療のためカナダへ移るも親しくしていた女性との別れで自殺未遂。寄宿制のヘロイン常用者リハビリセンターに入る 1973 レスリーと結婚 1974 神秘体験 1975 『流れよ我が涙、と警官は言った』でジョン・W・キャンベル記念賞受賞 1977 レスリーと離婚 1978 『暗闇のスキャナー』で英国SF協会賞受賞 1982 脳梗塞で倒れ5日後に脳死判定され死去。その4カ月後に『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』原作の映画「ブレードランナー」が公開 2006 『暗闇のスキャナー』映画化を記念してHanson Robotics社によってディックそっくりのレプリカントPhilが作られるも輸送中に逃亡 『安定社会』は未発表作品 映画化作品(予定も含む) 公開年 邦題原作 1982 ブレードランナー 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』 1990 トータル・リコール 『追憶売ります』 1992 バルジョーでいこう!『戦争が終わり、世界の終わりが始まった』 1995 スクリーマーズ『変種第二号』 2001 クローン『にせもの』 2002 マイノリティ・リポート『マイノリティ・リポート』 2003 ペイチェック 消された記憶『報酬』 2006 スキャナー・ダークリー『暗闇のスキャナー』 2007 NEXT-ネクストー『ゴールデンマン』 2011 アジャストメント『調整班』 2012 未定『妖精の王』←ディズニーによるアニメ映画! 未定 未定『アマデウス』 未定 未定『流れよ我が涙、と警官は言った』 マイノリティ・リポート 登場人物紹介 アンダートン犯罪予防局長官 多分初老 トム・クルーズばりのアクションは見せてくれなそう カプランを殺す予定になっている ウィットワーアンダートンの新しい協力者 若い 野心家 リサ犯罪予防局高官 アンダートンの妻 若い ドナ、ジェリー、マイク 予知能力者(以後プレコグ) 犯罪予防理論の要 予知能力のせいで成長が10歳程度で止まっている ペイジ3人のプレコグの管理責任者 軍のスパイ カプラン西側連邦同盟軍の元将軍 アンダートンに殺される予定になっている あらすじ(ページ数は新装版準拠) P9 ウィットワー登場 アンダートンは彼が気に入らない様子 P13 プレコグ登場 P15 5年間で殺人はたった1件 P16 プレコダが出す報告は軍にも同時に届いている P17 アンダートンによる殺人がプレコダによって予知 P19 リサ登場 アンダートンは自分の妻も信じられなくなっている P22 アンダートンは自分の地位を狙ったウィットワーによる陰謀と主張 P24 アンダートンが殺すのはカプランだということが判明 P25 逃亡の準備をするアンダートンだが拉致される P26 拉致したのはカプラン 元将軍の立場を利用して自分が殺されるという予知を知る P31 いまや長官代理となったウィットワーにアンダートンの身柄を渡すことに P34 パン屋のトラックと衝突 世紀の脱出大成功 P36 保護団体と名乗る男が逃亡の手助けをしてくれる P39 ラジオで多数報告と対になる少数報告の存在を思い出す(?) P43 ペイジに電話をしてプレコグのいるブロックに入れてもらうことに P45 ジェリーが出した少数報告を見つける 内容は潜在的殺人者となったアンダートンがその事実を知ったために殺人をしなくなるというもの P48 リサの用意した高速艇にリサと共に乗るアンダートン P51 アンダートンは自分の身の安全を求めウィットワーはシステムの存続を願っている P52 リサに脅され警察へと戻るウィットワー 保護団体を名乗る男再登場 P53 全てはリサとウィットワーの陰謀と再び主張する男 P55 リサを殺そうとした男を殴り倒す 男の持っていた新型軍用銃が気になったらしい 男はカプランの手先だったことが判明 P57 ウィットワーに連絡しカプランにプレコグの出した予知情報を渡さないように言うも既に手遅れ P60 カプランの狙いは古き良き連邦軍時代の軍の体制を復活させること P61 多数報告であるドナとマイクの予知を調べるアンダートン P62 ドナの予測はジェリーが利用したもので既に無効となっている 内容はアンダートンがカプランを殺すというもの P63 同じく多数報告であるマイクの予測はドナのものと一致していない P64 ジェリーの少数報告を大衆に公表し予防局を解体させようとしているカプラン 解体を逃れるにはジェリーの少数報告が間違いでなければならない つまりアンダートンはカプランを殺さなければいけない 殺人の刑罰の減刑をウィットワーに頼むアンダートン P65 アンダートンによると少数報告は間違いではないよう P67 軍の決起大会で演説しようとしているカプランのもとに行くアンダートン P68 共に壇上に立とうという申し出を受諾したアンダートンにめんくらうカプラン P69 演説を始めるカプラン P70 ジェリーの少数報告を読み上げ次に多数報告を説明するカプラン P71 ドナの多数報告により打ち消されたマイクの報告を読み上げようとするカプラン そこには衝撃の事実が!アンダートンに殺されるカプラン P73 殺人の刑罰としてケンタウリ第十惑星に流されることになったアンダートン リサも一緒に行くことになり荷造りをする二人 P74 ここでアンダートンは新長官となるであろうウィットワーにネタばらし 3人のプレコグの報告はどれも少数報告であった ドナ→ジェリー→マイクの順にそれぞれの報告を参照しあって予知していた よってマイクの予知のみが正しく本当の未来 マイクの報告の内容はジェリーの予知を知ったアンダートンが予防局の利益を考え殺人を犯すというもの P75 ドナとマイクの報告のアンダートンが殺人を犯すという最終的な結果が一致していたために多数報告が存在しているような幻想が生まれた P76 今回のような状況が生まれるのは潜在的殺人者とされた人物がその報告を読める立場にいる時 つまり気をつけろよウィットワー プレコグ、フィリップ・K・ディックによる『水蜘蛛計画』に関するレポート 登場するプレコグと彼らの主な論文 ポール・アンダースン 『タウ・ゼロ』 相対論的効果を扱う レイ・ブラッドベリ 『火星年代記』 地球人の火星進出を予言 ヴァン・ヴォークト 『非Aの世界』 演繹的推論の衰退を予言 アイザック・アシモフ 『我はロボット』ロボット工学3原則を考案 ジャック・ヴァンス 『竜を駆る種族』特定異星文明の存在を予言 マレイ・ラインスター 『時の脇道』 平行世界の存在を予言 ジャック・ウィリアムソン 『航時軍団』 パラレルワールド理論を扱う マーガレット・セント・クレア 『アルタイルから来たイルカ』 イルカの知性を扱う ロバート・ブロック 『都市国家ハリウッド』 未来都市のあり方を予言 アンソニー・バウチャー 21世紀の宗教復興を予言 ロバート・A・ハインライン(?) 『夏への扉』 タイムマシンを扱う ミルドレッド・クリンガーマン詳細不明 『水蜘蛛計画』の概要 1章 移住局(※1)のミスにより、亜光速で飛行中の宇宙船に乗っている15人の元囚人らは自らの質量を失ってしまった。プロキシマ(※2)に自力で再突入するためには、再び質量を得なければならない。彼らを助けるため、今や処刑されて存在しないプレコグの力を借りることに。タイム・ドレッジ(※3)を使って、プレコグ全盛の時代から彼らを連れてくる案。 2章 ポール・アンダースンというプレコグが移住局の現在の状況を予言していた。1954年のサンフランシスコにおけるプレコグ全国大会に参加するアンダースンのもとに、タイム・ドレッジを用いて何人かの職員が赴き、彼を現代へと連れてくることに。 3章 1954年に着く職員2人。現代では有名なプレコグ達と直接会い、感動する。タイム・ドレッジの中にアンダースンを招き入れ、現代へと連れてくることに成功する。 4章 モノレール・システム(※4)に驚くアンダースン。宇宙船に乗っている悪名高い殺人者ドナルドもプレコグの論文を読み、自分達の状況をどうにかしようとしている。アンダースンからどうにかして質量復元の公式を聞き出そうとする職員。どうやらプレコグ達は自分の能力に気付いていないよう。隙を見て逃げ出すアンダースン。未来の情報を少しでも得ようとしている様子。商店でポルポル(※5)を呼ばれそうになる。気の毒な人と思われながらも、女性に図書館まで案内してもらえることに。 5章 アンダースンをどうやって探し出すか考える職員達。宇宙港(※6)に向かうだろうと考える。粘菌生物(※6)と出会うアンダースン。アンダースンの思考をキャッチして質問に答えてくれる粘菌生物。現代はリベラルな体制をとっているよう。粘菌生物はアンダースンの逃亡に力を貸してくれることに。しかし職員に捕まってしまうアンダースン。仕方なく、質量復元の公式に関する論文を書くことに。書き終えたアンダースンだが、規則で記憶を一部消されることに。 6章 記憶の消去後、彼のいた時代へと戻るアンダースン。しかし論文の元となった記憶を消してしまったことで、論文自体がなくなり、職員達の記憶もなくなり、時間が少し逆行してしまった様子。アンダースンは未来(つまり現代)で経験したことを一部メモしていたが、それをプレコグの能力によるものとは思わず、創作のアイデアの一つと思っている様子。 ※1 外惑星への移住を担当する省庁のよう。現在はまだ存在せず。 ※2 外惑星群のひとつだろう。発見済みだが生物の生息に適するかは不明。 ※3 別名タイムトラベル・ドレッジ。時間軸上をある程度移動出来る乗り物だろう。現在にはまだ存在せず。 ※4 人の移動のためのシステムだろう。現在のエアカー・システムの進化系か。 ※5 政治警察。現在のポリのようなものか。 ※6 外惑星からきたと思われる生物。地球の粘菌と関係があるかは不明。 まとめ 本論文には多数のプレコグが登場する。彼らの論文の中には、現在の状況を説明しているものもあることから、当時のプレコグ達の能力の高さがうかがい知れる。『水蜘蛛計画』の著者、フィリップ・K・ディックもそうしたプレコグの一人である。よって本論文に書かれている状況は、現在まだ起こっていないものの、近い将来必ず生じ、大きな問題となるだろう。その日に備えてプレコグの論文の分析、特に6章のタイムパラドクス問題を解消する方法を見つける必要がある。今後とも我々の努力が必要となるだろう。 (レジュメ作者の妄想が含まれます) 他の収録作品 『ジェイムズ・P・クロウ』 『世界をわが手に』 『安定社会』 『火星潜入』 『追憶売ります』 全体の感想 『マイノリティ・リポート』は映画を観て、レジュメを書こうと思っていましたが、一度観た映画を再び観るのが思ったより苦痛だったので、断念しました。小説の内容は短いけれども中身が詰まっているのではないでしょうか。アクション映画に出来るくらいですからね。 『水蜘蛛計画』は何度読んでも面白いものだと思います。しかし、出てくるSF作家の名前と代表作が全然わからず、そのせいでもし有名どころが登場してなかったら、プレコグが実はSF作家であったことに気付けなかったかもしれません。 実はこの短編集のなかでは『世界をわが手に』が一番好きです。好きでしたが、レジュメが書きにくそうだったので選びませんでした。 最近再版ブームが来ているので、機会があればディックの長編のレジュメもやりたいと思います。
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/265.html
永遠の森~博物館惑星~ 538 名前: 04/04/04 05 14 菅浩江「博物館惑星」 美和子さんふうに素直に感想を表現すると、「とっても素敵」っていう感じか。 登場人物も文章も、物語も品があって、「美」にまつわる物語にふさわしい。 ただ「美」の周辺に位置する人々にしては、その悩みや葛藤 がサラリーマン的というか小市民的という感じがしないでもない。 主人公の孝弘の悩みは結局部署間の調整と、美和子さんに関するものでしかなく、 美という価値に対してではないわけだし。 でもだからといって究極の美を求めての狂気を描くのもおもしろくはないなぁ。 美というものをそういう特別なものとしないのがこの小説のいいところだし。 というわけで素直に「とっても素敵な小説でした」 と言うのが俺の感想(二十代半ばの男が言うとキモイな・・) 682 名前: ◆GacHaPR1Us 04/07/20 00 15 永遠の森~博物館惑星~ 、___________ 、> .| >________ .| ←金髪  ̄ .|./_ _\ | | | / ヽ/ ヽ | | . | | ・ | ・ | V⌒i _ |.\ 人__ノ 6 | \ ̄ ○ / . \ 厂 / _____/  ̄ ̄, -/へ/\/`- 、 /./ ./o i. \ ↑ とりあえず、マシューの想像図(CV:藤井隆) 女性らしく、暴力とか激しくバカっぽいシチュとかはまったくなくって、 ただひたすらに優しいSF。あんな嫁さんが俺もほしいよなー・・・ 8点。 もっと、もーっとドタバタでハチャメチャでもよかったようにも思えたので。 431 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/06/04(日) 03 33 43 菅 浩江 「永遠の森 博物館惑星」 ハヤカワ文庫 とてもすぐれた作品であった。 いろんな賞取って評価高いらしいが、それも納得の出来といえよう。 全編きっちり伏線張ってあるし、ヒロインが最後まで出てこないのもクールだ。 個人的には、受ける形の手が差し出す形でもあったのだ、ってとこがよかった。 しかし「SFならではの感動」はあんまりなかったし、かなりベタな人情モノなので、 一般書籍板浅田次郎スレとかミステリ板北村薫スレとかに向いている。 8点 ゆらぎの森のシエラ 624 名前:でへ[sage] 投稿日:2007/08/12(日) 04 21 24 ゆらぎの森のシエラ 菅 浩江 創元SF 表層的なストーリーは(良くできた)RPGであり、ラノベ なのだが、(攻防、厨房の夏休みの課題向き) 良い話でした。 8点 なぜ良かったかは以下のネタばれにて、、 生物を食すことで、生物の特性を受け継ぐ、というのは 男性と女性の役割の違いから考えると、女性的な発想ではないかと、 シエラの中にいる共生生物?の仲間が、あまねく大地に、海に広がっており 自分(共生生物)が大地に、海に満ち満ちているという感覚 (共生生物といってもシエラの無意識の一部を形成している) そしてシエラは、再び海と大地に帰り、海と大地に あまねく存在する形に還る(ガイア??) あとがきを書いた山田正紀の「最後の敵」が、進化をテーマとして 男性が書いた作品だとすると、こちらは、女性が書いた進化をテーマ としたSFだと思いました。
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/179.html
ウロボロスの波動 林譲治 by セイコーマート 作者略歴 1962年北海道生まれ。臨床検査技師を経て、1995年、『大日本帝国欧州電撃作戦』(共著)で作家デビュー。『焦 熱の波涛』シリーズ、『兵隊元帥欧州戦記』シリーズなど、確かな歴史観に裏打ちされた架空戦記小説で人気を 集める。2000年以降は、科学的アイデアと杜会学的文明シミュレーションが融合した作品を次々に発表し、新 時代ハードSFの旗手として期待を集めている。 代表的なSF作品:『記憶汚染』『機動戦土ガンダム MSイグルー 1年戦争秘録』 本策の続編にあたる『ストリンガーの沈黙』 「林の項」http //www.asahi-net.or.jp/~zq9j-hys/ 各話あらすじと登場人物 ウロボロスの波動 A.D.2123 人工降着円盤開発計画の第一歩となる チャンドラ・セカール・ステーション を建設するため、 カーリ ー の周囲に設けられた半径2025kmの環状構造物 ウロボロス 。そこで予想外の事故が発生し、一人の 科学者が命を落としてしまった。事故の原因は、彼白身が ウロボロス を司る人工知能 シヴァ に施し た改変にあるらしい。やがて隣接する宇宙ステーション、 アムピスバイナ に対する一連のトラブノレに端 を発し シヴァ は人間に理解できない行動を取り始めた。そこでキャサリン原因究明に動く。人間とAI の知性のすれ違いを描いている。 キャサリン システム管理部門 チヤツプマン博士 トロッコで死んだ人 達也 アムピスバイナ 乗員。チーフ。 黒川 アムピスバイナ 乗員。 小惑星ラプシヌプルクルの謎 A.D.2144 人工降着円盤からのエネルギー転送実験のため、小惑星ラプシヌプルクルの表面にマイクロ波受信アンテナ が構築された。だが、実験開始からほどなく、ラプシヌプルクルが突如不可解な回転を始めたのだ。予期せ ぬ回転によって生じた遠心力で、アンテナモジュールは破壊されてしまった。しかも、ラプシヌプルクノレか らは正体不明の電波が発信されていた。そこでAADDの危機管理部門ガーディアンが調査に向かう。結局は 初期の探査ミッションの影響だとわかる。 ヒドラの氷穴A.D.2145 火星とその衛星ダイモスを結ぶ軌道エレベーター 通天閣 の厳重な警戒を突破し、地球からのテロリス ト・ラミアが火星に降り立った。その目的はAADD総裁の暗殺だと思われたのだが、ラミアはなぜか標的の 到着するダイモス宇宙港から遠ざかり、 ヒドラ氷穴 へと向かって行く。その真の狙いがわからないまま、 神田紫蘭率いるAADDの警備チーム ガーディアン はラミアを追跡するが ミステリ仕立ての作品。また、ラミアと神田紫蘭それぞれの視点から交互に描かれることで、地球圏と AADDの対立構造や価値観の相違が明確になっていく。 神田紫蘭 AADDガーディアンチーフ ラミア テロリスト 落合哲也 AADD総裁 エウロパの龍 A.D.2149 ウロボロスの波動 にいた黒川がまた登場する。ようやく完成しつつある人工降着円盤からのエネルギ ー転送システム。その実験の一環として、木星の衛星エウロパを覆う氷に直径100mの孔が穿たれた。氷の 下の海中で、生命の存在を探し求めるという計画なのだ。だが、送り込まれた潜水艇 ソードフィッシュ は、龍のような巨大生物に襲われ、消息を絶ってしまった。直ちにもう一隻の潜水艇 コバンザメ が探索 に向う。地球外文明探査ロボット サケ と龍の正体のコロニーとのやり取りから生命と意識について考え ている。 エインガナの声A.D.2163 冥王星の軌道よりも外側、太陽から90天文単位離れた場所で、宇宙船 シャンタクニ世号 は倭小銀河 エインガナ の観測を行っていた。だが、地球圏との戦争の危機を告げるメッセージが送られてきたのを 最後に、太陽系からの通信が突然途絶えてしまったのだ。船内では、AADDのメンバーと地球圏から派遣さ れた科学者たちとの間の緊張が次第に高まっていく。極限状況の宇宙船内で何が起きるのか、異なる価値観 の間での比較。話の流れ上AADD側の視点のみ描かれているのが残念。ついに本格的なニュータイプが出て くる。 翔鳥 ガーディアン幹部 アトウッド博士 プロジェクトリーダー。アグネス・マフィア。 ウェイトリィ 博士地球側科学者。 マリア寺西 上に同じ。 キャリバンの翼 A.D.2146~2171 とりあえず、読み進めていくうちに ヒドラの氷穴 のラストでのラミアの選択がわかる。2146年、 カ ーリー エルゴ圏に500兆個のナノマシンを打ち込み、エルゴ圏内部のデータを収集するという実験が行わ れた。得られたデータは意外なものだったが、プロジェクトに支障を来すという理由で再実験は見送られ、 実験を計画した17歳のアグネスは ガーディアン の紫怨に不満をぶっけ、密かに暴走しようとする。だ が、それを止めたのもまた紫怨だった。そして25年後、有人恒星間探査が実現に近づいてきたその時、ア グネスの弟子のアグリが構成間宇宙船をのっとりただ一人旅立っ。最後のエピソードは単発の事件ではなく、 25年の長きにわたってAADDの科学者アグネスを迫い続ける作品。いままでの作品のストーリーがすべて 帰結する。 アグネス AADDの科学者。 紫怨 見事砂漢を走破し、改心後のラミア。 アグリ アグネス・マフィア。紫蘭の娘。 考察 AADDという組織 どこがそんなに画期的なのかよくわからないが作者は強調したがっている節が随所に見られる。管理や意 思決定も」つの仕事として他と変わりないというのは単にビジネスライクなだけじゃないかと。宗教がない というのもお決まりのパターン。宇宙に個人として向かい合うときそ二に神は存在しない。ただ、作者は仮 想戦記ばかり書いているのでその辺現実を折り合いがっいていないのはしょうがない気がしないでもない。 毎日、太平洋戦争を戦っていたら軍隊組織以外の組織は珍しいのかもしれない。ただ、軍隊でもある^DD がこれほど柔軟性をもった組織であるというのは特筆すべきことといえなくもないかもしれない。ただ、全 体主義的な感じもする。 ウェッブ 地球人とんへDDの人間との違いを大きくしているアイテム。地球人はコレを使って通信されるとすこぶる 気分を害されるらしい。この機器からのアクセスも^DDの組織の特徴の一端になっている。 知性 随所に知性というものについての考察があるが、ウロボロスの波動の「シヴァ」やエウロパの龍の「サケ」 とコロニーの関係、そしてアグネス・マフィアを代表とする人間の知性の変化が随所にちりばめられていて 時系列に作品が配置されているのはそれを効果的にするためでもある。 解説に古くて新しいSFなんてあるが、各話は大体元になった話があるようで、結局作者はこの話で何が やりたかったかというと最初はAIと人間のすれ違いかとおもいきや全編読むとそれらはすべてニュータイ プについて書きたかったためにガジェットであるとわかる。作者略歴にもあるがガンダムの小説もいくつか 書いているらしい。宇宙に出て人間はどう変わるのかは昔から不変的なテーマではあるがAADDの活動を通 して時には地球人と絡ませながら描いている。序盤の作品はそれほどニュータイプ的な感じはせず、その違 いの強調が不自然に映るほどだったが、アグネス・マフィアの登場により本格的にニュータイプ化した人類 が描かれている。アトウッド博士の地球人側の陰謀をすべて看破していたにもかかわらずAADD側のスタッ フに教えなかったりする感じが代表例。ただ残念ながらガンダム的なドンパチ強かったりするニュータイプ は出現していない。 2018.12.02 Yahoo!ジオシティーズより移行 http //www.geocities.jp/tohoku_sf/dokushokai/hadou.html なお、内容は執筆当時を反映し古い情報に基づいていることがあります by ちゃあしう
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/6.html
エンベディング 7 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:04/12/15 06 09 12 イアン・ワトスン「エンベディング」 はぁ~、面白かった。鬼畜にぶっとんでて。 奇形の赤子の脳を食べる土人。人間の脳をサンプルによこせと 迫るキチガイエイリアン。それに応じるキチガイ人類。 低レベルの政治目的のためにエイリアンを滅ぼす鬼畜人類。 埋め込み言語刷り込み実験で発狂してキチガイ電波を飛ばす少年。 それに感染して3次元宇宙を2次元的に認識し自己の脳内に 埋め込もうとしてオーバーフローする主人公。 最後の強烈な世界認識の変貌のビジョンが圧巻。 何しろ次元を超越してるだけに、「万物理論」のラストにも勝ってる。 こんな話を平気で書く作者こそ、最もイカレた鬼畜に違いないが、 だからこそ最高。 「ヨナ・キット」の100倍ぐらい面白かった。 やっぱりスケールが桁違いに大きいからかな。 10点 183 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/08/25(木) 12 43 17 「エンベディング」 異色の言語学SFという帯にひかれて買った でもあんまり言語学使ってないよねこれ 繰り込み言語がすげえマジやべえとかいわれても、いやそれを描けよといいたかった どんな現実だっての 宇宙人があまり魅力的じゃないのもマイナスかな 最後、主人公がああなっても「今更それをやられても…」って感じ まあデビュー作だからな というわけで6点 黒き流れ 923 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/06/29(水) 02 06 11 黒き流れシリーズ(川の書・星の書・存在の書)/イアン・ワトスン 三部構成のシリーズとしては、珍しく(?)第二部『星の書』が一番面白かった。 三つのパートそれぞれが、登場人物を除けばとても同じシリーズとは思えない ほどの急展開を見せるのにも関わらず、それぞれがちゃんと構成されていて、 伏線が途切れることが無いのは驚き。 「月の薔薇コンテスト」「千億の人間の脳を燃やして作るレンズ」「電波で会話する植物人間」 などそのアイディア、イメージだけでもお腹一杯になる。 主人公の少女が、徹頭徹尾プラグマティックな性格で乙女チックさの欠片も無いのは、 物語としてはやや辛い(処女喪失も自慰も拷問されるのも、淡々とこなすヒロイン…)が、 そういうタフを通り越したような性格でなければ、この話の主役は務まらないようにも思える。 ドラゴンボール並に死ぬ。射殺されたり自爆したり。こんなヒロインの死に様見た事ない。 オチはやや拍子抜けな感もあるが、一気に読みきったせいか、さわやかで良い結末、とも思えた。 スロー・バード 570 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/12/09(金) 17 08 16 「スロー・バード」 イアン・ワトスン バカだなあワトスンは。 大西洋遠泳大会が世界経済を左右する? 2080年のワールドコンってどんなの? もし夢の中に突然CMが流れてきたら? 自分の魂を金魚鉢で飼うだって? 設定のあほらしさとしょうもない結末が読者にこう思わせる。「バカだなあ」 でも中には驚くほどの奇想と、洗練された美しい文章でつづられた作品もある。 地球を両親からプレゼントされた少女。敵を倒すために絶対零度装置を使う国。 未来から遡行してきた救世主。時速30フィートの究極ミサイル。 それらイメージは鮮烈だ。読んでいる途中で何度感嘆の息をついたことか! このへんは翻訳者の力も大きいだろう。「頑な」の原文はどうだったのかすごく興味が沸くところだ。 また自己認識と世界変容のテーマを扱った作品が多い。 彼の長編をよんだことがある人なら、きっとニヤニヤできるだろう。好きなんだろうなあ。 でも決して、それらの作品群はとっつきにくいものではない。 それどころか、どことなく親しみやすさを感じるのだ。アイデアの単純明快さか、読み心地のいい文章か。 もしかしたら彼の書いた序文にあるのかもしれない。 いわく、「日本が私をSF作家にした」 これはファンサービスかもしれないが、ヨナ・キットやエンベディング、 黒き流れシリーズで自分が感じていたコワモテ作家のイメージを取り去ってくれた。一気に読めたしね。 9点 357 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/05/20(土) 21 17 21 イアン・ワトスン「スロー・バード」 短編集。良い意味でくっだらない馬鹿SFとシリアスなSFとのバランスが絶妙。 正直、国書から出ている「エンベディング」よりも面白いと思う。 「大西洋横断大遠泳」でヤクザ坊主もどきのスイマーに一瞬にして日本経済が崩壊されられたかと思うと、続く「超低速時間移行機」でガチガチのハードSFを見せつけられるといった按配。 とに認識の変容を扱った短編で考えこまされ、馬鹿話で笑ってと兎に角バラエティに富んでいる。 特にラスト三つ「2080年世界SF大会レポート」「ジョーンの世界」「スロー・バード」はどれも素晴らしい。 こんなに褒めておいて言うのもなんだけど、これを読むまではイアン・マクドナルドとイアン・バンクスとイアン・ワトスンの区別がいまいちついていませんでした。ごめんなさい。 8点 デクストロ2接触 236 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/12(月) 02 26 44 デクストロⅡ接触/イアン・バンクス&マイクル・ビショップ 日本人女性(京女!)というエイリアンが、 機械とも生物ともつかない異星のエイリアンとコンタクトする話。 ロラン・バルトっぽい日本描写にはやや違和感ありだが、 あるいは外からみれば、こういうものか、という真実性もある。 ホラーっぽい語りや探検隊内の人間関係は割りとどうでもいいが、 異星種族カイバーの生態はイアン・バンクスらしい奇想で そら恐ろしくも面白い。 ヨナ・キット 366 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/12/07 01 52 イアン・ワトスン「ヨナ・キット」 訳が読みにくい。ただでさえ内容が読みにくいのに・・・ デフォルメされた日本人像は楽しめたが、肝心の内容がよく分からず。 クジラに人の意識転写するわ、わけわからん宇宙論唱えるやつはいるわ。 一つ一つのアイデアは凄いんだが、結び付け方が強引すぎるし。 何か最後にクジラが集団自殺してるし。強烈にわけわからん。 もう1回読もうと思うけど、あの訳文は読む気しないな まあ気が向いたら。 誰かもっとうまい人訳して とりあえず正直に6点 Miracle Visitors 513 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/04/22(金) 04 06 23 Ian Watson "Miracle Visitors" ユングの空飛ぶ円盤に関する学説をベースに、様々な要素を ぶち込んで展開される、アクロバティックでスケールの大きな宇宙生成論。 ワトスン版「幼年期の終り」? いつもどおり、ストーリーはアイデアの入れ物に過ぎないといえるが、 初期作に見られるような唐突なプロットの運びも、尻きれとんぼな エンディングもなく、中だるみもなくエンディングもうまく決っていて、 物語としてもよくできている。 前半で進行するいくつかのサブストーリーやアイデアが 次第に結合して一つにまとまっていくといういつもの構成だが、 中盤、終盤に何段階かの大きな「認識の変革」が用意されているので、 たるみがなく飽きさせない。 月に飛んでいく自動車、時空・因果律を超越して 主人公が見る強烈なビジョン、そして、この男が最後に行く 「人類が認識できない場所にある街」。 どれも最高。 今まで読んだワトスンの中では最高作。 10点
https://w.atwiki.jp/ousf/pages/2.html
メニュー トップページ 始めてこのページにいらっしゃったお客様へ SF研へのアクセス 会誌紹介 SF研が推薦する作品 読書会 非公式イベント 蔵書目録 会誌企画用(会員向け) 今日の部室 その他 大阪大学SF研究会 Twitter BLOG @ウィキ ガイド @wiki 便利ツール @wiki
https://w.atwiki.jp/kakugame/pages/1056.html
必殺技 波動拳 ↓↘︎→ P 昇竜拳 →↓↘︎ 竜巻旋風脚(T〜空中可) ↓↙︎←+K 投げ技 背負い投げ 接←•→ C•E 地獄車 D•F キャラ別索引 ストリートファイター2(2〜SSF2)
https://w.atwiki.jp/grasoturismo/pages/546.html
ダラーラ SF19 Super Formula / Honda '19 Image Credit gran-turismo.com メーカー ダラーラ 英名 Dallara SF19 Super Formula / Honda '19 年式 2019 エンジン HR-417E タイプ フォーミュラカー カテゴリー Gr.X PP(初期値) 976.09 総排気量 2,000cc 最高出力 648PS/10,000rpm 最大トルク 50.9kgfm/7,000rpm パワーウエイトレシオ 1.02kg/PS 駆動形式 MR 吸気形式 TB 全長 5,233mm 全幅 1,910mm 全高 960mm 車両重量 660kg 重量バランス XX対XX トランスミッション 6速 登場 グランツーリスモSPORTグランツーリスモ7 備考 あれば記入 概要 ダラーラ SF19 Super Formulaは、スーパーGTと並ぶ国内トップカテゴリーの一つ、スーパーフォーミュラにて2019年シーズンから2022年まで使用されていたフォーミュラカー。ハイダウンフォースで安定しているが、扱いが難しい。 ゲーム内のスペックは同一だが、実車ではホンダの方がF1のノウハウをつぎ込んでいるため有利と言われている。 解説 ダラーラ社が製造したシャシー「SF19」にM-TEC製の2.0L直列4気筒直噴ターボエンジン「HR-417E」を搭載。648PSを出すエンジンを乗せてもなお660kgという軽量ボディ。その空力デザインは前作のSF14と似ているように見えるが、SF14より50mmより短いホイールベースに、横浜ゴムからの要望で合計20mm拡大されたフロントタイヤによって、開発ドライバーからは「曲がりすぎるくらい良く曲がる」とのコメントが出るほど。コーナリングスピードはF1に匹敵、あるいはF1以上と言われるSF19はF1の空力トレンドを取り込み、安全のためにフロントノーズを下げ、リアウィングの左右の翼端板にはLEDがついている。 また、SF19には頭を保護するシステム「Halo」がついているが、視認性、乗降性には問題がないとのことで搭載されている。本作では、Haloの支柱は透明化されており、外から見ればあるが、コックピット視点では透明化されている。これはヤマウッツィ氏のツイート曰く、ルイス・ハミルトン氏からの指摘があったため。 2023-02-15 17 45 112024-06-04 09 25 412024-07-22 16 57 19